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inversionista〜投資家のためのブログ〜

株で儲けるとはどういうことか

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 株で儲けるとは言うけれど、実際はどのように利益を出すのか。「値上がりする株を買えばいいんじゃないの」って漠然と考えている人に向けて書いた記事です。以下、株で得られる利益の種類と投資手法について書いていく。

 

 株で得られる利益は大きく分けて3つ。目指す利益によって投資スタイルが決まってくる。

 

  • 値上がり益(キャピタルゲイン)
  • 配当金(インカムゲイン)
  • 株主優待

 

値上がり益(キャピタルゲイン)

「安く買って高く売る」その差分での利益が値上がり益だ。

値上がり益(キャピタルゲイン)を目的とする投資にもいくつか種類がある。

企業の本質的な価値を調べ、適正な株価と比べ割安かどうかを判断し投資する「バリュー投資」や企業の成長性に投資する「グロース投資」がある。いずれの投資手法も「ファンダメンタル分析」と呼ばれる財務分析をすることで企業の本質的な価値を分析する。

また、株価の動きを見ながら売買を行うデイトレードやスイングトレードと呼ばれる手法は「テクニカル投資」と呼ばれる。

 

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配当金(インカムゲイン)

 企業は株主に、利益の一部を株主に還元するために支払う分配金を配当金という。

配当金を得ることを目的とした投資では、配当利回りが高い銘柄に投資する必要がある。配当利回りは下記式で、計算できる。

 

配当利回り=配当金(予想)÷株価

 

 概ね、配当利回りが3%を超えていれば、高配当と言える。

 高配当であれば、無条件に投資を行っていいかといえば、そういうわけではない。企業の業績によっては、配当金を減らす(減配)の可能性がある。よって減配のリスクが少ないか銘柄を選定しなければいけない。

 景気の変動を受けにくく、業績が安定している業種の属する企業の株を「ディフェンシブ株」という。具体的な業種は、鉄道・ガスなどの社会インフラや食品トイレタリーなどである。

 高配当かつ減配リスクの少ない企業に投資するのが、配当金(インカムゲイン)を稼ぐ際のセオリーになる。

 

株主優待

 株主への還元策の一種で、自社製品・割引券などを配ること、あるいは配ったものを株主優待という。自社製品を配ることができない企業は、クオカードなどの金券を配ることが多い。

 株主優待を実施している企業は株価の下支え効果(下がりにくい)があるとされる(日本マクドナルドが例としてよく挙げられる)。もちろん株主優待を実施していても、株価が急激に下落しないというわけではないことに注意が必要だ。

 こちらも、配当利回りを狙う投資と一緒で、企業の業績によっては、株主優待の改悪の可能性がある。

 株主優待を金額換算したものを株価で割ると優待利回りが算出できる。株主優待でもらった製品等をフリマ等で売り利益を稼ぐこともできる。

 

 株主優待は通常企業のIRサイト(投資情報)に優待を受けられる条件や、優待品についての記述がある。

 しかし企業が送る優待品の中でも、特に明文化されていない優待品がある。それが「隠れ優待」だ。これは、議決権を行使するあるいはアンケートに答えると金券等が送られてくる。隠れ優待自体を狙って投資するというよりも、「隠れ優待があったら運が良かった」程度に考えておく。

 

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価格維持のためにマンション供給を絞るという嘘

 「マンション価格維持のためにマンションのディベロッパーがマンションの供給を絞る」という記事を年初に読んだ。その後もネットの記事で、今後のマンションの市況について解説する記事で、同様の表現を何度か見かけた。不動産の専門家でもない人間からしてみれば、『そう言うものか』と納得した。

 

 そして、つい先日、気になるマンションがあったので、それについてネットで調べてみると、そのマンションの掲示板が見つかった。

 営業担当の悪口に埋もれる形で、マンション市況についての解説がなされていた。そこには「マンションは供給を絞るみたいなので、安くならない。買うなら今。」とあった。僕はこの時点で気付いてしまった、「マンションの供給を絞る」という表現は、買い煽りのための言葉であって、本当に供給を絞る訳ではないということに。

 

 なぜ、そのように捉えたのかということについて書いていく。もちろん「マンション供給を絞る」ということが事実なのかどうか分かっていない人間が書いているといことを念頭に読んでもらいたい。

 

 もし本当に「マンション価格維持のためにマンションの供給を絞る」のであれば、「マンション供給を絞る」と言う情報を流さずにこっそりとマンション供給を絞ればいいだけのことである。あえて「マンションの供給を絞る」と言う情報は流す必要がない。

 

 マンションの供給を絞ったという情報を知っている人間が、マンションを購入を検討する際に、『そういえば、マンションって供給絞って価格維持しているから、ひょっとしたらこの価格は適正よりも高いから買いではない』と考えマンション購入を控える可能性がある。情報をいたずらに流すことで、将来的にマンション購入を控える人間が現れる。

 

 ほとんどの人が2019年に出たマンション市況について覚えてはいないだろうが、だからと言って、『マンション供給を絞る』という情報を出す理由にはならない。マンションの供給を絞るのが事実だとして、その情報を流すメリットはない。だから「マンション供給を絞る」と言うのは、真実ではないと、僕は考えた。

 

 ではなぜ、「マンション供給を絞る」という情報が流されているかというと、買い煽りの為だと僕は推測する。「今後も価格が下がらないから買うなら今のうちだよ」という言葉に説得感をもたらすために、「価格維持のためにマンション供給を絞る」という情報を流したのだと思う。

 

 あくまでも、先にも触れたが個人的な見解なので、「マンション価格維持のためにマンションの供給を絞る」という情報は事実の可能性もある。ただ、ネットで投資情報を見ていると誤情報が溢れている。特にマンション情報をネットで探索していると、「今買わなければ損」と言わんばかりの買い煽り記事が目につく。将来のことが分からない限り、絶好の買い時は決して分からない。もし絶好の買い時が分かっているのだとしたら、その人は、未来が分かっているのと主張しているのと同じだ。未来が分かっていると声高に叫ぶ人間を信じきることができるだろうか。

投資家としてPERについてどう考えるか

 経営指標の話をする前に、経営指標を見ることは絶対に儲かる株を見つけることができる魔法のツールではなくて、損を可能な限り減らす為の地味な努力だと言うことだ、

 おそらく個人投資家が一番最初に覚える経営指標がPER(Price Earnings Ratiio)だろう。そして、経営指標の中で最もポピュラーなものでもある。PERは株価の分析をする際に使う。

 

PERの出し方は

 

PER=株価÷一株あたり利益

 

 利益は当期純利益を用いる。予想の利益を用いる場合は、予想PERと言う。予想の利益は各企業が発表している数字を用いることが多い。単位は倍。

 

 一株あたり利益はEPS(Earnings Per Share)と表現されることが多い。教科書的な定義だと上記の説明で、終了になるが、ここでは、高PERと低PERがそれぞれ何を意味するのか、PERの適正水準についてとPERの利用の仕方について書いていく。

 

 

高PERと低PERの意味するところ

 

高PERだと

  • 投資先として人気がある。
  • 利益が将来的に成長すると期待されている。
  • 下落余地が大きく上昇余地が小さい

 

低PERだと

  • 投資先として人気がない。
  • 利益が将来的に成長しないと懸念されている。
  • 下落余地が小さく、上昇余地が大きい

 

 「高PERの企業に投資をしよう」と言うアドバイスはあまり投資本ではなされていないので、低PERの企業に投資をすることが、投資家としては無難な選択になる。

 高PERは、業績が好調に推移している間は、問題にならないが、業績が悪化すると高PERであることが、1つの悪材料と見なされ株価の暴落要因となる。

 

 ただ、PERは単純に低ければ、その株が買いと言うわけでもない。買いか否かの判断はPERだけでは判断することができない。

 「低PERだから、将来的に株価が上昇し、高PERだと奨励的に株価が下落する」と言った法則性があるわけもでもないからだ。

 

それならPERがいくつなら高PERあるいは低PERになるのかその適正水準はいくつか考えてみる。

 

 PERの適正な水準

 あらかじめ伝えておくが、PERの適正な水準よりも高いと割高(高PER)、低いと割安(低PER)と言えるが、残念ながら全ての企業に当てはまる適正な水準と言えるものはない。それでは、PERを投資家としてどのように生かすか。大まかに言うと、以下の3つがある。

 

 1過去のPERの平均を使う

 2同業他社との比較で使う

 3スクリーニングのための1つの基準にする

 

1過去のPERの平均を使う

 過去数年(5年程度)の平均PERを導き出し、現在のPERと比べて、割安なのかどうかを判断する。ただ、企業の性質(利益、成長等)や企業を取り巻く状況(新製品の発売等)が変わってしまうと、目安程度にしか用いることができない。

 

2同業他社との比較で使う

 同業他社のPERを基準として、それに比べて割高か割安かを判断する。ただ、 全く同じ企業が存在しないので、比較を行う際は注意が必要だ。

 

3スクリーニングのための1つの基準にする

 東証1部に上場している企業でも2000社を超えるので、全ての企業から自分が投資する先を決めるのは大変だ。そこで、自分でPER○倍以上なら投資をしないと言うルールを設定することをオススメする。ちなみに僕は、インターネットでスクリーニングする際、PER20倍を基準にしている

 

 

まとめ

 簡単にまとめると、PERしかりその他経営指標においても、完璧な経営指標はないので、その他指標と合わせ、投資先を絞り込んだり大まかな株価の目安を判断するのに使うのがいいのではないか。

 

インベシオニスタ

 「株で楽して儲けたい」と誰もが一度は思う願望を実現させる為に、投資に関する本を山ほど読んできたのが、このブログの管理人。

 

 正確に数えてはいないが、もうすでに投資に関する本は100冊以上はすでに読んだ。

 

 そこで僕は、気付いてしまったんだ、株で絶対に儲かる方法はないと言うことに、そして、大体どの本にも同じようなことが書いてあることに。

 

 まず、株で絶対に儲かるのなら、よっぽどのバカでない限り、その手口を本で教えたりはしない。世の本屋さんに並ぶ『私は株で3億を稼いだ』みたいな本には、再現性のない方法が書かれているか、極めて常識的なことが書かれているかのどちらかだ。

 

 何れにせよ株で数億を儲けた本質をその本から学ぶことはできないだろう。もし儲かる方法が書いてあったのなら、今頃、株で億万長者になった人で世の中溢れてしまうだろう。

 

 そして、ただ僕が投資本から学んだのは、株で絶対に儲かる方法はないけれども、高い確率で損するやり方とそれを回避する方法はあると言うことだ。

 

 その回避する方法と言うのが、よくある株の本なら大体どんな本にも書いてるようなことだ。

 

 株の本ならどんな本にも書いてあることそれは、「余裕資産での投資」や「インデックス投資」や「ドルコスト平均法」だ。次点で、「手数料の高いものは避ける」だ。

 

 僕が読んできた株の本達を強引にまとめると、「株式投資の最適戦略は、無くなっても良い資産で手数料の低いインデックス投資信託に、毎月積み立てる」と言うことになる。そして、これが僕の投資法の現段階での結論である。

 

 このブログではまず、上記投資法を考察し、その後に、他の投資法等(株の分析)にも触れていく予定だ。

 最後に、ブログ名をスペイン語で投資家を意味するinversionista(インベシオニスタ)にしたのは、このブログが投資家の為になれば良いと言う思いが込められているからだ。