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inversionista〜投資家のためのブログ〜

価格維持のためにマンション供給を絞るという嘘

 「マンション価格維持のためにマンションのディベロッパーがマンションの供給を絞る」という記事を年初に読んだ。その後もネットの記事で、今後のマンションの市況について解説する記事で、同様の表現を何度か見かけた。不動産の専門家でもない人間からしてみれば、『そう言うものか』と納得した。

 

 そして、つい先日、気になるマンションがあったので、それについてネットで調べてみると、そのマンションの掲示板が見つかった。

 営業担当の悪口に埋もれる形で、マンション市況についての解説がなされていた。そこには「マンションは供給を絞るみたいなので、安くならない。買うなら今。」とあった。僕はこの時点で気付いてしまった、「マンションの供給を絞る」という表現は、買い煽りのための言葉であって、本当に供給を絞る訳ではないということに。

 

 なぜ、そのように捉えたのかということについて書いていく。もちろん「マンション供給を絞る」ということが事実なのかどうか分かっていない人間が書いているといことを念頭に読んでもらいたい。

 

 もし本当に「マンション価格維持のためにマンションの供給を絞る」のであれば、「マンション供給を絞る」と言う情報を流さずにこっそりとマンション供給を絞ればいいだけのことである。あえて「マンションの供給を絞る」と言う情報は流す必要がない。

 

 マンションの供給を絞ったという情報を知っている人間が、マンションを購入を検討する際に、『そういえば、マンションって供給絞って価格維持しているから、ひょっとしたらこの価格は適正よりも高いから買いではない』と考えマンション購入を控える可能性がある。情報をいたずらに流すことで、将来的にマンション購入を控える人間が現れる。

 

 ほとんどの人が2019年に出たマンション市況について覚えてはいないだろうが、だからと言って、『マンション供給を絞る』という情報を出す理由にはならない。マンションの供給を絞るのが事実だとして、その情報を流すメリットはない。だから「マンション供給を絞る」と言うのは、真実ではないと、僕は考えた。

 

 ではなぜ、「マンション供給を絞る」という情報が流されているかというと、買い煽りの為だと僕は推測する。「今後も価格が下がらないから買うなら今のうちだよ」という言葉に説得感をもたらすために、「価格維持のためにマンション供給を絞る」という情報を流したのだと思う。

 

 あくまでも、先にも触れたが個人的な見解なので、「マンション価格維持のためにマンションの供給を絞る」という情報は事実の可能性もある。ただ、ネットで投資情報を見ていると誤情報が溢れている。特にマンション情報をネットで探索していると、「今買わなければ損」と言わんばかりの買い煽り記事が目につく。将来のことが分からない限り、絶好の買い時は決して分からない。もし絶好の買い時が分かっているのだとしたら、その人は、未来が分かっているのと主張しているのと同じだ。未来が分かっていると声高に叫ぶ人間を信じきることができるだろうか。