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プロ投資家と個人投資家のあいだにある壁を知識でぶち壊したい

投資信託の『基準価額』は安くなったらお買い得なのか

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1 投資信託とは

 個人投資家から集めた資金を株式や債券に投資して運用する金融商品。

 運用成果(資産)から費用を差し引き純資産を算出し、商品の口数で割ると、基準価額が出せる。運用がうまくいっていると、基準価額が上がるので、保有している人は、利益を得られる。一方、運用がうまくいっていないと、基準価額が下がり元本割れをして損をすることになる。株式とは違い、基準価額が下がったから割安というわけではない。

 投資信託を選ぶ際に参考にするデータとして。「シャープレシオ」と呼ばれるものがある。「シャープレシオ」とはリスクに対してのリターンの大きさを示す数値である。この数値が大きいほど、過去のある一定期間での運用効率が良いと言える。ただし、あくまでも過去の数値から算出されるものなので、「シャープレシオ」が高いからと言って、将来の儲けをを保証するものではない。

 証券会社によっては、投資信託を100円から購入できたり、さらにそれをポイントで支払えたりするので、株式よりも購入のハードルは低い。もちろん商品にもよるが、株式よりも分散投資がなされている分リスクが低いと言える。

 

2 インデックス型とアクティブ型

 

 投資信託には大きく分けて2つの種類がある。「インデックス型」と「アクティブ型」の2種類だ。

「インデックス型」は、日経平均株価などの株価指数に連動するように運用する。運用のコストがあまりかからないので手数料が安くすむ。そして、分散投資ができることが主なメリット。

「アクティブファンド型」は、指数を上回ることを目指して運用する。プロの運用手数料の分「インデックス型」よりも手数料負担が大きくなる。株式市場が上昇傾向にあると、「インデックス型」よりも利益が出しやすい。

 

3 買うべき商品

 

1 手数料が安い

 投資信託には、購入、保有、売却にそれぞれ手数料がかかる。販売時には「販売手数料」、運用期間中ずっと「信託報酬」、売却時に「信託財産留保額」の3つだ。この手数料が限りなく0円に近いものを選ぶ。全ての手数料を含めて、1%未満のものを特にオススメする。「アクティブ型」は、手数料が基本的に1%を超えるので、その手数料分を支払う価値があると判断できるならば、購入するのはあり。「ノーロード」と呼ばれる販売手数料ゼロの投資信託が増えてきたり、投資信託に関わる手数料が安くなっていうので、あえて手数料が1%を超えるものを選び必要はない。

 

 

2 3年以上の運用実績

 運用実績の推移を確認するのにある程度の運用期間が必要になる。安定して運用実績を伸ばしているのか、基準価額の上下の幅が大きくないのかなどを見極めるのに、3年程度は運用実績が必要かと。「インデックス型」の場合は、指数と連動しているかどうかを見極めるだけなので、3年以上にあまりこだわる必要はない。

 

3 レバレッジを効かせていない

 「レバレッジ」とはお金を借りて投資を行うこと。「レバレッジ」を効かせると、儲けの幅も損の幅も大きくなる。

 よく見かけるのが「日経平均2倍ブル」という名前の商品だ。この商品名には、日経平均が1円上昇したら2円基準価額が上がるように運用するっていう意味が込められている。もちろんこれは、日経平均が1円下落したら2円基準価額が下がるってえいう意味でもある。投資信託では、株式では払わない分の手数料を払っているので、リスクが高くなるような商品を買わないのが無難だ。ちなみに「ダブル」や「トリプル」と商品名になっているものは、レバレッジが効かされている。

 

*ここでの「ブル」は株価が上昇していると儲けられる商品という意味合い。牛がツノを下から上に突き上げる姿が由来。反対に「ベア」は、株価が下落すると儲けらる商品。熊がツメを下に振り下ろすことが由来。

 

 

 

【参考文献】

 

【最新版】本当にお金が増える投資信託は、この10本です。 篠田尚子

書いているのが楽天証券の方なので、この本では、手数料が高い「アクティブ型」を薦めているのがポジショントークだと感じた。インデックス派にとっては、「アクティブ型」を見る際の観点を得られる。

 

図解「PERって何?」という人のための投資指標の教科書 小宮 一慶 

前半は投資指標の見方が載っているけれど、後半がヤフーファイナンスの投資信託のページの見方が載っているので、参考になるので、オススメ。