inversionista

スペイン語で投資家を意味するinversionista(インベルシオニスタ)がブログタイトルの由来です。投資家の成長を加速させるような記事を書いていきます。

【セブン銀行】利用件数は順調も、単価を確認すると儲けにくなっているのが分かる「6月の月次分析」

 

f:id:inversionista:20210719203154j:plain

画像:ぱくたそ




7/12に発表されたセブン銀行の6月「月次データ」を確認していきます。

加えて、セブン銀行が公開している「FACT BOOK」から単価についても確認します。

目次

6月の月次データを見ると

f:id:inversionista:20210719105606p:plain



  • ATM設置台数(台)[月末]:25,785(先月比+43台)
  • 総利用件数(百万件):74.0(先月比-90万件)
  • 平均利用件数(件/台/日):96.1(先月94.4件)

ATM設置台数は、微増しました。平均利用件数は、先月に比べ増加したものの、6月は5月より1日少ない為、総利用件数は、先月より減少しました。

 

6月20日に緊急事態宣言が都内で解除されたのはプラスだったのか

都内は、6月20日に緊急事態宣言までで解除されました。

その影響もあり6月の平均利用件数は、5月に比べ若干増加に転じました。

※5月は一ヶ月間、緊急事態宣言中でした。

 

昨年の6月と比べると、ATM設置台数は、525台増加し、平均利用件数4.1件増により、総利用件数が460万件増加をしました。

 

セブン&アイグループの月次データによると、今年6月の既存コンビニの客数は2年前(コロナ前)と比べて約8%減少しています。

セブンイレブンにコロナ前の水準のお客さんが来店すると、セブン銀行ATMの利用が増加することも考えられます。

7月はオリンピックにより件数増加に寄与しそうですが、どうなるかに注目

 ATM利用件数は持ち直しているが、単価はどうなのか?

今期の総利用件数は、徐々に増加してきています。

件数が増加すれば、売上高や利益が増えるかといえば、そうでは、ありません。

そこで、ATMの単価について確認します。

f:id:inversionista:20210719122117j:plain

出所:「FACT BOOK2021年3月期_セブン銀行」10ページ

(FACT BOOK2021年3月期_セブン銀行))

単価の見方

画像下部の表の最下部に記載の「受け入れ手数料単価」が1件あたりの単価を示しています。

 

そしてFYは、アメリカではfiscal yearの略で、会計年度を表します。

例えば、FY20ですと、セブン銀行の場合は、2020年4月1日から2021年3月31日までの期間を表します。(会社によっては、上記期間をFY21と表記することもあります)

 

ちなみにイギリスでは同じFYで、financial yearとしているようです。日本人にはfinancial yearの方が覚えやすいかもしれません。

単価は下落傾向

「受け入れ手数料単価」はFY08の158円をピークに、直近のFY20の121.4円まで年々減少しているのが分かります。

単価と同様に、グラフを見ると「平均利用件数」も年々減少しているのが分かります。

それにも関わらず、「総利用件数」は、年ごとに上昇しています。

なぜなら、「ATM設置台数」は年ごとに大きく増加しているからです。

f:id:inversionista:20210719131649j:plain

出所:「FACT BOOK2021年3月期_セブン銀行」9ページ


つまり、セブン銀行は「受け入れ手数料単価」と「平均利用件数」の減少を「ATM設置台数」を増やすことによって、売上高の成長を目指しています。

そのため、「受け入れ手数料単価」と月次データで確認できる「平均利用件数」が増加していかないと売上高や特に利益の増加には繋がらなさそうです。

 

 最後に

今回は、セブン銀行の6月の月次に加えて、「FACT BOOK」の一部を確認していきました。セブン銀行に投資される際は「単価」が下落傾向にあることも頭に入れておきましょう。

 

セブン銀行に興味があるなら↓コチラの記事も参考にしてください。

www.inversionista.tokyo

www.inversionista.tokyo

www.inversionista.tokyo

www.inversionista.tokyo

それでは、良い投資を。